Episode 8 : Ryan

ネタバレあり

※エピソードの結末が書いてありますので、知りたくないという方はご注意ください。

ライアンとクラーク

Story
とあるの研究所で上半身裸で後ろのモニターに映った映像を言い当てるテストを受けさせられているライアン。突然、ライアンは強烈な頭痛に襲われ、鼻血を出してしまう。ガーナー博士の命令で助手が止血薬(coagulant=鼻血を止める薬)を取りに行ったのを見計らい、ライアンはガーナー博士に助手がoxycontin(=薬)を盗もうとしていると話す。それを聞いて助手の後を追うガーナー博士。ライアンの話は研究所から逃げ出すためのウソだった。助手の後を追い、ライアンのウソだと気付いたガーナー博士たちは、病室へ急いで戻るがそこにはライアンの姿はなかった。ライアンは通風孔を抜け、別屋からケント家に電話を入れようとしていた。電話がつながり、ライアンはクラークに助けを求めるが、部屋に入ってきたガーナー博士たちにとりおさえられ、鎮痛剤を打たれてしまう。

ライアンからの電話に不安を感じていたケント一家。ライアンは、おばさんに引き取られエッジ・シティで暮らしていたはずであった。すぐにライアンの家に連絡を入れるが、現在その電話番号は使われていないという。手がかりは唯一ライアンが残した言葉、
Summerholtという場所であった。クロエの調査によると、Summerholtは正式にはSummerholt Neurological Instituteといい、メトロポリスにある調査機関で、特に脳の調査をしていることが分かる。クラークはSummerholtに直接行って調べようと考えたが、ジョナサンが反対する。すでに警察に一度調査をしてもらっていて何の手がかりもなかったからだった。しかし、ライアンの安否が気がかりなクラークは、ジョナサンたちには内緒でSummerholtへ行ってしまう。

その頃、ラナはネルから突然メトロポリスに引っ越す話を告げられる。ネルの恋人のディーンがメトロポリスで仕事をすることになったためだ。相談もなしに決められてしまったラナは納得がいかなかった。

Summerholtに着いたクラークだったが、受付やガーナー博士からの口からライアンという子はいないと言われてしまう。それでも信じられないクラークは、受付リストを透視能力で覗き見し、赤字でRestricted<立入禁止>と書かれた部屋を見つける。その部屋にはライアンが・・・。クラークはライアンを助け出し、レックス邸へと向かう。
レックス邸で落ち着いたクラークとライアン。ライアンはおばさんと一緒にエッジ・シティに住んでいたが、数ヶ月前から鼻血と頭痛に悩まされていた。病院へ行っても原因が分からず、治療費の請求が増え困っていったところにガーナー博士が現れ、治療費を全額払うかわりに
Summerholtに連れてこられたのだった。その後、おばさんはアリゾナに移って行ったのだと語るのだった。レックスは、クラークがライアンをSummerholtから勝手に連れてきてしまって、誘拐犯扱いされてしまうことを心配した。しかし、クラークのライアンに対する想いに気がついたレックスは、クラークに協力することに決め、ライアンをかくまい、弁護士に相談をするのだった。
ケント家に戻ったクラークを待っていたのは、ジョナサンたちとガーナー博士とイーサン保安官だった。ガーナー博士は、明日の9時までにライアンを渡さないと誘拐容疑でクラークを逮捕すると脅すのだった。

次の日の朝、レックス邸からライアンがケント家へやってくる。そこへガーナー博士とイーサン保安官がライアンを連れ戻しにやってくるが、ジョナサンやクラークは断固として彼を渡さない態度をとる。そんな時、今までのことを再調査するまでライアンをケント一家に保護監督を命じる書類を持ってレックスがやってくる。レックスのおかけで危機を乗り越えることができた。

タロンカフェでは、ライアン歓迎のパーティーが密かに計画されていた。しかし、ライアンにとっては全てお見通しだった。一緒に出席したクラークは、ラナがメトロポリスに引っ越そうとしているのをライアンから聞かされる。ライアンはラナの心を読み取ったのだ。ラナの引越しが気になるクラークは、ラナを納屋に呼び出しメトロポリスに行かないで欲しいと伝えるのだった。
迷うラナにクロエがある提案をする。ラナが高校卒業までクロエの家で一緒に生活をしようというものだった。

ある時、ライアンは大好きなウォーリア・エンジェルのコミックのコレクションをレックスに見せてもらっている最中、また激しい頭痛に襲われ、その場に倒れてしまう。病院のベットの上で気がつくライアン。そばにはクラークの姿が・・・。ライアンは自分の病気の原因を知っていた。自分の頭の中にある大きな腫瘍のせいだということを・・・。ライアンは、自分は助からないとクラークに打ち明け涙を流すのだった。
ライアンをどうしても助けたいクラークは、レックスに相談をする。レックスは脳の腫瘍を小さくする血清を開発したバートン博士にアポを取ろうとするが、彼のスケジュールは今日飛行機でハブ・シティからヘルシンキに発つ予定であり、
週間戻ってこないという。レックスは最善を尽くしたがどうにもならないことをクラークに告げる。しかし、あきらめきれないクラーク。レックスは、一番大切なのはライアンの側にいることだとクラークに言うのであった。自分と同じような(レックスの母親が亡くなる時に側にいられなかったこと)過ちをして欲しくないというレックスの想いから出た言葉だった。

離陸直前になんとかバートン博士をつかまえようと、スーパースピードで飛行場に向かうクラーク。飛行場に着いた、ちょうどそのとき、まさにバートン博士が乗った飛行機が離陸しようとしていた。クラークは無理矢理飛行機を止め、バートン博士にライアンの脳をスキャンした写真を見せる。友人を助けたいクラークの一途な想いがバートン博士に通じ、スモールビルでライアンの手術が始まる。

バートン博士が来たことでライアンの手術は成功するかに思えたが、残念なことに頭の腫瘍は小さくすることは出来なかった。病室に入りクラークはライアンと話をするが、ライアンはまたあの頭痛に襲われる。静かな場所へ行きたいと願うライアンに、クラークは一緒に気球に乗り空高く飛んだ。ライアンは、クラークにある約束をさせる。それは、決してあきらなめないで欲しいということを。

それから間もなく、ライアンのいた病室には、レックスから借りたウォーリア・エンジェルの本だけが残された。その本を持ち、寂しそうに立ちすくむクラークの姿があった。

Point※どらが独断と偏見で訳したためにニュアンスが違う場合もありますが、お許しくださいm(_ _)m
クラークとラナが納屋で話すシーン
Clark You okay? You seem a little preoccupied.
クラーク 大丈夫?少し考え込んでいるように見えるけど。
Lana Oh, no, no, I'm fine.
ラナ いいえ、大丈夫よ。
Clark Lana, I know things aren't as solid between us as they used to be, but I'm still here for you. Do you want to talk about anything?
クラーク ラナ、僕たちの間では解決できないだろうけれど、僕はきみのためにここにいるよ。全て話してみないかい?
Lana Nell and Dean are moving to Metropolis and I'm supposed to go with them.
ラナ ネルとディーンがメトロポリスに引っ越すの。私も一緒に行くことになると思うわ。
Clark How do you feel about that?
クラーク 引っ越すことをどう思う?
Lana How would you feel, Clark, if you were uprooted and sent somewhere far way where you didn't know anyone?
ラナ クラーク、もし誰も知らないどこか遠くへ送られたら、どう思う?
Clark I think it'd be really tough.
クラーク それは大変だろうな。
Lana I feel like a piece of luggage Nell and Dean want to throw in the trunk as they drive off to their new life.
ラナ 人が新しい生活をはじめるには、私はちょっとお荷物ってわけよね。
Clark Have you talked to Henry Small about this?
クラーク このことをヘンリー・スモールに話した?
Lana No. I'm not ready to dump this in his lap. Just because we might share the same DNA does not mean we're family.
ラナ いいえ、まだ話していないわ。まだ彼にはそこまで心配させられないわ。血を分けた家族かどうか分かっていないですもの。
Clark Well, you can come stay with us. It's just, um, kind of crowded right now.
クラーク じゃあ、うちに来れば?今はちょっと賑やかかもしれないけれど・・・。
Lana Ryan's lucky. At least he got to choose his family. I'll see you later.
ラナ ライアンはラッキーね。少なくとも彼は自分の家族を選ぶことができるんだもの。それじゃ、また後で。
Clark Don't go. I mean don't go to Metropolis.
クラーク 行かないで。メトロポリスに行かないで欲しいんだ。
Lana Or what, you're going to kidnap me too?
ラナ それとも何、私も誘拐するつもり?
Clark Nell shouldn't be able to dictate your life without your input. If moving doesn't feel right, don't go.
クラーク ネルはきみの承諾なしにはきみの人生を決めることはできないんだ。もし引っ越したくないんだったら、行かないで。

どらより クラークが、メトロポリスに引っ越そうとするラナに行かないで欲しいと気持ちを伝えます。今まで、クラークはあまり自分の気持ちを伝えることをしませんでした。それだけに、ラナにとっては衝撃だったかもしれません。でもクラークの一言がラナの気持ちを決めたのだとどらは密かに思っています。
レックス邸で倒れたライアンが、クラークと病室で話すシーン
Clark Hey, buddy. How's your head?
クラーク へい、よお、相棒、頭の具合はどう?
Ryan It still hurts a little. The newest issue.
ライアン まだ少し痛いけれど。あっ、最新号だね。(ウォーリア・エンジェルの本をクラークが持ってきたため)
Clark Yeah, they had it at the gift shop. So what's up with the, uh, floating balloon?
クラーク そうだよ。ギフトショップにあったんだ。で、その飛行船はどうしたの?
Ryan It's Warrior Angel's aerodrome. A floating fortress where he can get away from his troubles on earth.
ライアン ウォーリア・エンジェルの飛行機よ。彼が地球上の問題から逃げることができる浮かぶ要塞だね。
Clark Sounds like something everybody should have. I'm not sure about the floating part, though.
クラーク みんなが持つべきものみたいだね。空に浮かんでいるかどうか分からないけれど。
Ryan Why not?
ライアン なぜ浮かんでいないの?
Clark I have this little fear of flying.
クラーク 僕は飛ぶことが少し怖いんだ。
Ryan I didn't think you were scared of anything.
ライアン 怖いものなんかないと思っていたよ。
Clark There's a lot of things I'm scared of. I guess I just put on a brave face.
クラーク 怖いものはたくさんあるよ。僕はただ勇敢な顔をしているだけさ。
Ryan Yeah. Me too.
ライアン 僕もだ。
Clark My parents said the doctor's gonna run some more tests.
クラーク 医者は君にもっと検査をするって、僕の両親が言っていたよ。
Ryan They don't need to. I know what's wrong with me. I read Dr. Garner's mind.
ライアン その必要はないよ。僕はどこが悪いか知っている。ガーナー博士の心を読んだからね。
Clark What is it?
クラーク 何が悪いの?
Ryan There's a tumor in my head, Clark. It's getting bigger.
ライアン 僕の頭の中には腫瘍があるんだ。だんだん大きくなってきている。
Clark I'll tell the doctors.
クラーク 僕が医者に話すよ。
Ryan They know. I'm dying Clark. And no one can save me.
ライアン もう知っているよ。クラーク、僕はもうだめだよ。誰も僕を助けることはできないよ。

どらより 自分の病気を知り、死を悟っているライアンからの告白。ライアンの目からは涙がこぼれ落ちます。なぜライアンだけがこんな目にあってしまうのかと考えてしまいます。涙、涙です。
クラークとライアンが病室、気球に乗って話すシーン
Clark Whatcha reading, buddy? The infamous aerodrome, huh?
クラーク 何を読んでるんだい、相棒?こないだ言っていた悪名高い飛行機かい?
Ryan Every year for my birthday, I'd wish for my own aerodrome so I could fly high above the earth. Up there, all my problems would seem so small and far away.
ライアン 毎年僕の誕生日になると、空まで高く飛ぶことのできる飛行機が欲しいと思った。空高く上ると、僕自身の全ての問題がはるか小さいことのように思えた。
Clark It's a good idea except for the flying part.
クラーク 飛ぶこと以外はいい考えだ。
Ryan This is one of Lex's favorites. Would you give it back to him?
ライアン これ、レックスのお気に入りなんだ。彼に返してくれる?
Clark No, you give it to him. When you get out of here.
クラーク きみが自分で彼に返すんだよ。退院するときに。
Ryan I know I said you should be careful of Lex. But I never told you how much he admires you. Promise me you'll keep an eye on him after I'm gone.
ライアン 僕は前にレックスに気を付けてと言った。でも彼がどんなにクラークを尊敬しているか話さなかった。僕がいなくなっても、クラークが彼に注意するって約束して。
Clark Ryan, don't talk like that, all right? You're not going anywhere.
クラーク ライアン、そんなこと言うなよ。いいかい?きみはどこへも行かないんだから。
Ryan Clark・・・
ライアン クラーク・・・。
Clark Look, you just don't give up hope, Ryan. There's more doctors we can see.
クラーク ライアン、希望を捨ててはだめだよ。もっとだくさんの医者に見てもらおう。
Ryan Clark, you're not listening to me. The doctor said he bought me a few extra days. I want to spend that time with my friend.
ライアン クラーク、わかってないよ。先生は、もってあと数日だって言うんだ。僕は友だちとその時間を過ごしたい。
Clark Ryan, what's wrong? Ryan. Ryan, what's wrong?
クラーク ライアン、どうしたんだ?ライアン、ライアン・・・。(頭を抱えるライアンに向かって)
Ryan It's so loud in here.
ライアン ここはうるさ過ぎる。
Clark All right, look. I'll take you somewhere quiet, all right?
クラーク 分かった。どこか静かな場所に連れていってあげるよ、いいかい?
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
Clark What do you think?
クラーク (気球に乗った2人)どう?
Ryan It's peaceful. I thought you were afraid of flying.
ライアン 平和だよ。僕はクラークは飛ぶのが怖いと思っていた。
Clark Not when I have you here to protect me.
クラーク きみが僕を守ってくれているときは大丈夫だよ。
Ryan Thanks, Clark.
ライアン ありがとう、クラーク。
Clark For what?
クラーク 何が?
Ryan This moment. It's perfect. I don't want you to be angry or sad. You changed my life. You're gonna change a lot of people's lives, Clark. Promise me you'll never give up?
ライアン この時間、完璧だよ。僕はクラークに怒ったり、悲しんだりして欲しくないんだ。クラークはぼくの人生を変えた。これからたくさんの人の人生を変えていくと思うよ。決して諦めないって約束して。
Clark I promise.
クラーク 約束するよ。

どらより 気球に乗りながら、クラークとライアンはしっかりと抱き合います。とてもステキな場所、とても静かな場所でクラークと最後を過ごせたライアン。彼の言葉は、クラークの心に響いたはずです。最後は、Dishwallaの“Angels or Devils”がさらに盛り上げ、涙なしには見られません。

Main Cast(メインキャスト)
Clark Kent Lana Lang Lex Luthor Pete Ross Chloe Sullivan Martha Kent Jonathan Kent
Guest Cast(ゲストキャスト) & 紹介された人物
Ryan James Ryan James(ライアン・ジェームズ)
人の心が読める能力を持つ少年。クラークの秘密を知るひとり。
1.16 Stray(小さなヒーロー)でギブソン夫妻から逃げ、エッジ・シティにいるおばさんに引き取られたはずだったが・・・。
Dr. Garner Dr. Garner(ガーナー博士)
メトロポリスにある
Summerholtの博士。
ライアンの能力に興味を持ち、ライアンを監禁し研究する。
Nell Potter(ネル・ポーター)
ラナのおばで、保護者でもあるネルの恋人
隕石の落下事故で亡くなったラナの両親にかわりにラナを育てている。
今回、恋人ディーンの仕事の関係でメトロポリスに引っ越すことを決めてしまうが・・・。
Mayor Tate(テイト市長)
スモールビルの市長。
レックスに賄賂を要求するが・・・。
Sheriff Ethan Millar(イーサン・ミラー保安官)
ライアンを連れ戻そうとするガーナー博士と一緒にケント家を訪れる。
Mary(メアリー)
Summerholt Neurological Institute
の受付。
Lab Technician(研究支援補助員)
ガーナー博士の助手。
ライアンが頭痛に襲われたため、薬(
coagulant)を取りに行くことになる。
Orderly(病棟勤務員)
クラークがライアンを
Summerholt Neurological Instituteから連れ出すところを発見する。
Maintenance Guy(整備員)
ハブ・シティの飛行場の整備員。
クラークがバートン博士の居所を聞く人。
VonRay(ヴォンレイ)
タロンカフェで行われたライアン歓迎パーティーで生演奏をする。
Dr. Burton(バートン博士)
脳の腫瘍を小さくする血清を開発した博士。
ライアンの手術を担当するが・・・。
Henrik(ヘンリク)
クロエとピートの会話の中に登場。
電話会社に勤めている。オーストラリア人で
cute guyらしい。
Dean(ディーン)
ネルの恋人。
仕事の関係でメトロポリスに行くため、ネルが一緒に行くことになる。
Summerholt Neurological Instirut
ライアンが監禁された研究所。
メトロポリスにある調査機関で、極秘で脳の調査をしている。
Edge City(エッジ・シティ)
ライアンがおばさんと一緒に住んでいたところ。
Hub City(ハブ・シティ)
バートン博士のオフィスがあるところ。

Staff
Directed by Terrence O'hara(テレンス・オハラ)
Written by Philip Levens(ピィリップ・リーベンス)
Produced by Bob Hargrove(ボブ・ハーグローブ)

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update:2005.2.5